南房総から木更津に向かって房総半島の中央を南北に延びる国道410号線という道路があります。この410号線を走っていると、南房総と木更津とのちょうど中央あたりに「ロマンの森共和国」という遊園地が現れます。
正直、南房総に行くようになり、しかも410号線を走るようになるまでは全くのノーマークの場所でした。おそらくテレビやラジオでCMなんかも打っていないと思いますし、道の駅に置いてあるパンフレットがせいぜいではないかと思います。置いてあったとしても、そもそも存在を知らないのでスルーしていたかもしれません。

しかし、今では、南房総に行くときの遊び場として子供たちの中では常に上位にランキングされています。小さな遊園地で、アトラクションも小学校低学年以下向けのものが多いため、上の子が小学校3,4年生以下くらいかな?という子供を連れている家族が多いような気がします。あまり大きい子が多いと、小さい子たちは遠慮してしまいますが、ここは、小さい子が遠慮せずに遊べるという意味では、すごく良い遊園地だと思います。
旅行に組み入れるとすると、アクアラインを渡ってからここで遊んで宿に向かったり、マザー牧場も近いので、マザー牧場と組み合わせて遊ぶこともできるかと思います。最終日にここで遊び、君津インター近くの野菜の直売所に寄って帰る、というのもパターンとしてはアリかもしれません。
今回は、そんなロマンの森共和国について紹介したいと思います。
基本情報
URL | https://www.romannomori.co.jp/ |
住所 | 君津市豊英659-1 |
Tel | 0439-38-2211 |
営業時間 | 10:00~17:00(6~8月:10:00~18:00) |
定休日 | 無休 |
入場料 | 2,000円(ワンデイパス) |
駐車場 | 無料(320台) |
アクセス | 東京駅から車で1時間20分、君津ICから車で30分 |
遊びランドエリア、ホテルエリア、キャンプ・ロッジエリアの3つのエリアに分けられます。キャンプ・ロッジエリアだけ少し離れているようです。遊びランドとホテルエリアは、徒歩で行き来ができ、ホテルに泊まっている方は、遊びエリアまで徒歩で移動できます。ホテルで昼食を食べる場合等にも、遊びランドからホテルまで歩いていくことができます。また、ホテルやロッジとは別にコテージもあります。
いわゆる遊園地的なエリアである遊びランドは、東京から南房総に向かうと410号線の右側に出てきます。入口は比較的わかりやすいと思います。入口を入り、しばらく行くと左右に道が分かれます。右に行くとホテルエリアで、左に行き橋を渡ると遊びランドエリアです。ここだけ少しわかりにくいかもしれません。
遊びランドエリアは、4歳以上の入園料が600円で、各アトラクションごとに料金(400円~1,000円)が設定されています。また、入園料込みで2,000円のパスポート(大人・子供共通)もあります。
入園して2,3個のアトラクションを楽しむとすぐに2,000円になってしまうので、パスポートの購入がおすすめです。また、パパのみがアトラクションに付き添う、というような場合には、パパと子供がパスポートを購入し、ママは入園料のみで良いと思います。
なお、パスポートには、入園料と主要なアトラクション(詳細は下で説明します)の費用の他、ホテルエリアにあるロマン渓谷の入場料も含まれています。
園内にはあまり段差もなく、ベビーカーで移動されている方も多いです。遊びランドエリア内には、授乳コーナーもあります。乳児連れにも安心ですね。
ホテルエリアにもいろいろなアトラクションがあり、キャンプ・ロッジエリアには、グラウンドゴルフ場、イチゴ農園(1月~4月)があります。
クーポンについては、入場料のクーポンは散見されましたが、パスポートが割引になるクーポンは見つけることができませんでした。割引価格(600円→500円)の入場券は、ロマンの森共和国のホームページから購入できます↓
千葉県南房総で子供と大人が一緒に遊べる大自然の国、ロマンの森共和国 (romannomori.co.jp)
アトラクション
次に、遊びランドについて、詳しく説明していきます。遊びランドには、以下のアトラクションがあり、フィールドアスレチックから釣り堀までは、パスポートで遊ぶことができます。別途料金が必要なアトラクションについては、「その他」に纏めました。詳細は、以下に纏めていますが、パスポートで主要なアトラクションを遊ぶことができる、と言っていい内容だと思います。
遊びランドですが、通常の土日であれば、まず入場制限がかかることはないと思います。今まで何度も行っていますが、1度を除き、受け付けの前にある一番便利な駐車場に停めることができています。GW期間だったか、夏休み期間だったかと思いますが、1度だけ釣り堀の裏側の第2駐車場に案内されたことがありました。でも、入場に関する制限はありませんでした。
フィールドアスレチック

所要時間:40~50分
地形を生かして作られた本格的なアスレチックで、かなり体を使います。難易度の高いものもありますが、各アスレチックの横には、迂回路があるので、ちょっと無理かな、というものは避けることができます。このため、親の付き添いがあれば幼稚園児でも十分に楽しむことができます。アスレチックコースの途中にはトイレがなく、40~50分はトイレに行けませんので、予めトイレを済ませておいた方が良いと思います。
迷路

所要時間:15~20分
昔は色々なテーマパーク等にあった懐かしい感じの巨大迷路です。スタートして4つのスタンプを集めてからゴールに向かいます。巨大迷路にしては簡単なものだと思います。ただ、子供たちは、何度も同じコースでやっているはずなのに、毎回同じようなところで迷っています(笑)おかげで何度も楽しむことができています。
パターゴルフ

所要時間:30分
9ホールのコースが3つあります。1コースごとに30分ほどの所要時間です。パターも子供用に短いものが準備されており、子供と一緒に楽しむことができます。
コンクリートの上に人工芝を張ったっぽい簡易的なコースで、少し古いため所々人工芝がめくれていますが、子供たちが楽しむのには十分なようでした。子供たちからやりたい、と言い出した時点で少し意外だった上に、さらにめちゃくちゃ楽しんでいたのでさらにびっくりでした。
おもしろ自転車

20分交代制
色々な種類の自転車が置いてあり、1周200mくらいの周回コースを回ります。時間内であれば何度でも自転車を変えることができます。また、混んでいないときであれば、パスポートの人は特に制限時間なく遊ぶことができるようです。写真を撮った時には、かなりの数の自転車が出払っていました。
昔のローラースルーゴーゴーを大きくしたような自転車や、二人乗りのもの等10数種類の自転車が置いてあります。3輪の自転車等もあり、補助輪の無い自転車に乗れない子供でも楽しむことができます。
ミニSL弁慶号

所要時間:10分
おおよそ1時間に1回走る電動のミニSLです。時刻表は乗り場の近くにあり、園内の池の周りを1周します。混んでいる日は15分くらい前から並び始めて、定員に達すると定刻よりも早い時間に出発することがあります。1回で乗せきれないと、複数回走ってくれることもあります。
ペダルボート

20分交代制
いわゆるスワンボートです。おもしろ自転車と同じく、混んでいないときであれば、パスポートの人は20分以上乗ってても大丈夫なようです。ただ、大人でないとペダルに足が届かないのではないかと思いますので、漕ぐのはこちらの仕事となります。このため、20分以上乗っててもいいよ、と言われても、、、という感じです。
また、乗り場にはコイのエサを100円で売っています。これを買ってボートに乗ることで、池にいるコイにエサをあげることもできます。エサをあげ始めると口をパクパクさせながらボートを追いかけてきます。かなり大量のコイが住んでいて、迫力があります。
釣り堀
時間制?
ペダルボートと同じ池の奥の方に釣り堀があります(上の写真の右奥の屋根がある場所がそうです。)。受け付けは、ペダルボート乗り場にあります。ペダルボート乗り場で釣り竿とエサを受け取り、釣り場まで移動して釣りをします。
確か、時間制だった気がするのですが、忘れてしまいました。また分かったら修正します。
春~秋にかけて小さなブルーギルが釣れます。最初に釣り方を教えれば小学生でも一人で遊べると思います。下の子(年長)は、10分ほどでこれじゃない的な感じになり、あっという間にボートに移動。上の子(小3)は、楽しかったらしく、僕と下の子がボートに移動してもしばらくは一人で楽しんで、何匹かブルーギルを釣り上げていました。
その他

以上に説明したアトラクションの他に、遊びランドエリアには、ボルダリング、プラネタリウム、楽焼体験、森の工作室があります。それぞれ別料金が必要です。
ホテルエリア
ホテルエリアにも、ロマン渓谷や、ターザンロープ等の多くのアトラクションがあります。また、露天風呂やプール(夏期のみ)もあります。ただ、これらは、ロマン渓谷を除き、遊びランドエリアとは別料金を支払う必要があります。
パスポートで入場することができるロマン渓谷は、ホテルから少し下りたところにある渓谷です。貸し竿を借りて釣りをすることもできます。
この記事では書きませんでしたが、ロマンの森共和国は、ホタルを見ることができることでも有名です。ホタル観賞については、別の記事で紹介しますね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ゆる2continued!