今回は、館山・南房総から車で70~80分ほどの距離にある勝浦まで足を伸ばしてみます。勝浦も広い意味では南房総なのかな?海中展望塔が有名な勝浦海中公園を紹介します。
海の中に灯台のような展望塔が建っていて螺旋階段を下りていくと海中を覗ける窓があります。自然の水族館といったところでしょうか。なかなか見かけない施設で一見の価値があると思いますので、ぜひ行ってみてください。
施設概要
URL | http://www.katsuura.org/index.php |
住所 | 勝浦市吉尾174 |
営業時間 | 9:00~17:00(受付16:30まで) |
定休日 | 年中無休(荒天の場合、閉館することもあります。) |
駐車場 | 普通車170台(2時間まで200円、2時間以降1時間ごとに100円) |
アクセス | 東京駅から車で1時間40分 |
入場料金 ※海象状況による割引料金 その他敬老割引(65歳以上)等あり。
透明度 | 4m以上 | 2~3m | 1m | 0m |
大人(高校生以上) | 980円 | 650円 | 330円 | 160円 |
中人(小・中学生) | 480円 | 330円 | 160円 | 100円 |
子人(4歳以上の幼児) | 220円 | 160円 | 100円 | 0円 |

その日の天気によって海中の透明度が異なり、どれだけ遠くまで見えるかが変わります。このため、透明度によって入場料金が変わり、上の料金表のような複雑な料金制度となっています。
割引料金の日は、クーポンでの割引料金よりも入場料が安くなるため、クーポンの利用はできません。クーポンの情報については、下に載せましたのでよかったら参考にしてくださいね。
その日の透明度は、かつうら海中公園のホームページで確認することができます。気になる方は、行く前にチェックしてみてください。
海中展望塔の詳細
沖合い60mほどのところにニョキっと生えた「東洋一」の海中展望塔がメインの公園です。海中展望塔の内部は、螺旋階段になっており、水深8mの海底と同じ高さまで降りることができます。
海中展望塔まではベビーカーでも行くことができるようですが、海中展望塔の中にはエレベーターは無く、塔の中は螺旋階段を下りるしかないとのことです。螺旋階段は96段あるとのことなので、抱っこする場合には子供の体重とパパママの体力との相談が必要になるかと思います。また、塔内にはトイレがないので、チケット売り場近くにあるトイレであらかじめ済ませてから展望塔まで移動する必要があります。
海底と同じ高さの位置には窓がついており、海を泳ぐ魚を見ることができます。展望塔の外側に餌箱を置いて魚を寄せているため、塔の近くを多くの魚が泳いでいます。また、窓の周りには、魚の解説が貼ってあり、窓から見える魚が何という魚であるかを調べることができます。ドチザメやネコザメが見えることもあるみたいですよ。また、塔の上部にある海上展望室からは、スナメリという小型のイルカが見えることもあるそうです。

大雨の日には、海中展望塔までの移動が大変かもしれませんが、小雨くらいであれば問題なく行けると思います。そもそも大雨だと、海中の透明度が低下してしまい、魚もあまり見ることができないため、あまりオススメできませんが。
ちなみに、我々の行った日は、透明度が2~3mだったため、割引料金でした。透明度の高い日に来たらまた全然違うのかもしれませんが、透明度が2~3mでも、窓の近くをたくさんの魚が泳いでおり、十分に楽しむことはできました。

透明度が高くなる条件について、職員さんに聞いたところ、11月~3月頃で3日くらい晴天の続いた日に良い条件の日が多い気がする、と仰っていました。水深が浅いので、雨が降ったり風が強い日には底荒れし、透明度が低下するそうです。
クーポン情報

道の駅 きょなん(保田小学校とは違う道の駅です。)で10名まで10%オフのクーポンを見つけました。もしかしたら他の道の駅にも置いてあるかもしれません。他の場所でも見つけたら情報を追加しますね。
(2021/08/24 追記)
上の写真のクーポンですが、なんと 千葉県立中央博物館 分館海の博物館 に置いてありました。海の博物館は、勝浦海中公園のすぐ隣の建物で、駐車場は共用しています。ただ、クーポンの置いてある場所はチケット売り場よりも奥にあるカウンターなので、海の博物館の入場料は必要です。海中展望塔と海の博物館の両方に行く予定の方は、海の博物館を先に回ることでクーポンを持って海中展望塔に行くこともできます。
海中展望塔の脇で磯遊び
干潮時にはかなり広めの磯場があらわれます。特に、大潮の時には展望塔の脇のあたりまで磯場となり、いろいろな生き物を見つけることができます。子供連れで遊びに行く際には、こちらも楽しむことができると思います。

磯場にできるプールには、小さな魚ややどかりの他に、カニなんかもいます。


磯だった場所も数時間で海に戻ってしまいますので、荷物置き場には注意が必要です。

海の資料館の横に足を洗うことのできる水道があります。磯遊びのできる海には必ずしも水道があるわけではありません。磯遊び後に足を洗い流してから車に乗れるので、嬉しいです。

勝浦海中公園の場合、トイレもすぐ近くにありますので、特に小さい子供を連れて磯遊びを行う際には、施設の面からおすすめできます。
その他、中央博物館や勝浦タンタンメン情報
勝浦海中公園のすぐ近くには千葉県立中央博物館 分館海の博物館があります。海の生き物の展示なんかがあったりいろいろなイベントを開催していたりと、こちらも子供と一緒に楽しむことができると思います。海中公園とは駐車場が同じなので一度車を入れてしまえば両方とも2時間以内で回ることができます。こちらも行かれてみてはいかがでしょうか。
また、勝浦に来たからにはやはりタンタンメンを食べたいという方もいらっしゃると思います。勝浦海中公園からはファミリーレストランこだまという食堂が近いです。こちらはタンタンメン以外のメニューも豊富なので、辛い物がNGなお子さんでも何かしら食べることのできるものがあると思います。
博物館やタンタンメンについては、また別の機会に記事にできればと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ゆる2continued!