【7/12時点】あと何ポイント必要?J1残留チームを占う!

今シーズンは、各チームの消化試合数がかなり違うため、実質的な順位が見えてきません。昨日の記事では、1試合当たり勝点からの順位表を作成し、残留予想を行いました。

昨日の記事を書いた後で、残留ラインに達するまでに必要な1試合当たり必要な勝点が気になりだし、調べました。残留に必要な仮の勝点と現在の勝点との差を出し、これを残り試合数で割った順位表を作成し、残留争い予想を立ててみました。

文章にしてみると???な感じもしますので、ひとまず、順位表から。

順位表

Over40.28とOver46について

簡単に言うと、Over40.28の列に記載されているポイントが小さい順に換算順位を並べました。

降格が無かった昨年を除く、過去10年のJ1残留最下位チームの1試合当たり平均勝点数が1.06だったそうです。この点については↓をご参照ください。

「J2降格」危険水域は7チーム。アフターオルンガに苦しむレイソルの救世主は?|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva (shueisha.co.jp)

1試合当たり平均勝点数である1.06に今シーズンの試合数である38をかけると40.28になります。つまり、40.28を超えることでここ10年の残留平均ラインを超えることとなります。勝点40.28は残留が見えてくるラインと言ってもいいでしょう。Over40.28の列には、40.28を超えるのに必要な1試合当たりの勝点を示しました。

つまり、(40.28-勝点)/試合残で示されるのが、Over40.28です。

Over40.28の隣に示されたOver46の列は、95%の確率で残留が決まる勝点46を取るまでに必要な1試合当たり勝点数を示しています。今年のJ1参加チーム数20でリーグ戦を行った場合において、95%の確率で残留できることになるのが下記の記事によれば勝点46とのことです。

2021年J1リーグ降格ボーダーライン予測:残留確率95%の勝点は??(と,2020年の公開物の宣伝)|konakalab|note

J1残留チームを占う!

つまり、Over40.28、Over46が共にマイナスである川崎は、残留確定と言っても差し支えありません。現在の勝点で後は全敗しても95%以上の確率で残留します。また、Over46が0である横浜FMも同様に残留確定と言っても差し支えありません。

残留争いチームのサポから一言差し上げてよろしいのであれば、おめでとうございます!

普通にうらやましいです 泣

では、変態チームを除いて以下検討していきましょう 笑

換算順位5位の鳥栖はOver46の値が0.67です。おおよそ2分け1敗のペースが1試合当たり0.67となります。今まで1試合当たり勝点が1.70である鳥栖から考えると、余裕でクリアする数値だと思われます。よって、鳥栖までは、残留確定と考えても良いのではないかと思います。

次に、Over46が1.00となるのが、換算順位、実順位共に11位の福岡です。1.00は、1勝2敗のペースで行けば保てます。また、平均残留ラインであるOver40.28を見ても、福岡は0.66です。2分け1敗ペースは、1試合当たり勝点が0.67です。今まで稼いできた1試合当たり勝点の1.38の約半分のペースで勝点を積み上げれば十分に残留が見えてくる、という意味で福岡まではほぼ残留と見ていいでしょう。

今まで稼いできた1試合当たり勝点と、残留平均であるOver40.28とを比較すると、換算順位14位のG大阪以下が、今までよりも勝点の稼ぎをペースアップさせる必要があります。

ちなみに、13位の我らが清水は、今までの1試合当たり勝点1.10よりも低い1.02でOver40.28をクリアできます。1勝2敗ペースで1.00なので、平均ベースで考えると清水も残留が見えてきているということができるでしょう。ただ、残留95%ラインであるOver 46を超えるためには、今までの1試合当たり勝点よりもペースアップをし、1試合当たり1.35を稼ぐ必要があります。1勝1敗1分けで1試合当たり勝点が1.33となるので、これよりもハイペースで勝点を稼ぐことで確定と考えると、十分に残留争いに巻き込まれる可能性が残されている、ということができると思います。

最下位横浜Cは、Over40.28を超えるのにも、1試合当たり勝点が1.83必要です。1勝2分けペースでも1試合平均の勝点が1.67なので、今までの1試合当たり勝点が0.50である横浜Cがこれをクリアするのははなかなか厳しい状況にあると思います。

前述のとおり、1勝1敗1分けペースで1試合当たり勝点が1.33であること、現時点での1試合当たり勝点が1勝2敗ペースの1.00以下であることを考えると、18位仙台、19位大分も勝点40.28を超えるのはなかなか厳しいということができると思います。

以上を踏まえると、降格レースは、ほぼ確定・横浜C、◎仙台、大分、〇G大阪、湘南、柏、徳島、▲清水、△C大阪ということができると思います。残留の残り8枠を5チームで争っているということもできますし、より厳しい見方をすると残り6枠を5チームが争っている、ということもできる状況だと思います。

もちろん、これからの補強やオリンピック期間中のチーム強化によって状況は変わると思います。また、オリンピック期間中には、G大阪の連戦が予定されており、G大阪の成績次第では降格レースはさらに複雑なものになるかと思います。

チームには、このようにエクセルをたたいては胃を痛めているサポーターが大勢いることに気づいてもらえたら嬉しいです 笑 ただ、そのような状況の中で数字をあれこれいじりながら楽しんでいる自分もいます。また試合が進んだ時に、なにかしら面白い情報が出てきたら記事を書きたいと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

それではー!

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