7/12時点 J1試合数換算順位表

今年のJ1は、試合数の進みがバラバラですね。特に、G大阪なんかは試合数の消化にだいぶ遅れがあったりします。実質的な順位ってどうなってるのかなぁ?なんて漠然と思っていたところ、下のような記事が出ていました。

「J2降格」危険水域は7チーム。アフターオルンガに苦しむレイソルの救世主は?(webスポルティーバ) – Yahoo!ニュース

面白かったので、もう少し詳しく順位表まで作ってみました。1試合当たりの勝点を算出して、現在最も試合数が進んでいる22試合での勝点に換算し、22試合換算した勝点順に順位を並べてみました。換算順位を出してみたところ、降格争いがかなりの混戦になっていることが分かりました。

試合数換算順位表

まずは、勝点を換算した順位表から。エクセルをそのままコピぺすると崩れてしまうので、スクショしたものを載せますね。

換算順位16位・柏と、17位・徳島とは、得失差まで同じですが、柏の方が得点数が多いため、上位になっています。

実際の順位表と比較

試合数換算すると現在の順位に比べて、鳥栖、東京が1Up、浦和は2Down。札幌、福岡も1Upで広島が2Down。

試合数が少ないG大阪は、怒涛の4Up。柏、徳島、仙台、大分が1Down。試合数換算だと、G大阪に代わって徳島が降格圏に入る、ということですね。

試合数換算しても、上位陣はあまり変わりませんね。まあ川崎が独走していますし、川崎未だ負けなしだし。他のチームからしたら、引き分けでも御の字な気がします。

実質順位から見る降格争い

逆に、降格争いに関しては、かなり面白いことになっていることが分かりました。自分も清水サポですし、この表を作成してみたもともとの目的も、残留争いがどうなっているかに興味があったからなので、作ってみて良かったです。

17位徳島の立場から見てみると、残り16試合で換算勝点の差が約4である清水までが射程範囲ですかね。換算勝点の差が約8であるC大阪まで16試合で追いつくのはきついかなーと思います。1試合当たり約0.5ポイントずつ追いつく必要がありますからね。

すると、13位清水までが降格争い中、という感じでしょうか。これは、上の記事にあった「過去10シーズンの平均残留ライン(15位のチームの平均勝ち点)は36.1ポイント。1試合あたりでは1.06ポイントが必要となる計算だ。これを今季の現状に当てはめれば、1.1ポイントの清水エスパルス(現在13位)が残留ペースのおよその基準となる。」とも合いますね。

C大阪は残り試合数が多いので、うまく勝点が拾えないとまだ残留争いに巻き込まれかねないかな。実際の勝点、換算勝点、残り試合数を考えると、換算順位11位の広島以上は、降格争いからは抜けている気がします。

20位・横浜Cと残留圏16位・柏との勝点差は、実際でも換算でも9あり、これを残り16試合でひっくり返すのはちょっときびしいかなぁ。1試合当たり0.5以上ずつ詰めなければならないことと、現時点での横浜Cの1試合当たり勝点とを考えると、降格圏脱出は至難の業かと。一方、19位・大分と16位・柏との換算勝点差は、4を切っており、これを残り17試合で追いつくのは全然ありなのかな、と思います。そうすると、実質的には、3つの降格枠を7or8チームで争うことになるといった感じでしょうか。

例年とはチーム数が異なるため、22節終了時点での降格チームの勝ち点数とかが参考にならないのも、ある意味で今年の降格争いを面白くしているような気がします。

毎年のことながら、気が気ではないですね。昨年は降格がなかったので、久々に安心してみることのできるシーズンでしたが。作ってみて面白かったので、また気が向いたらやってみたいと思います。

それではー。

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