7/18時点 2021 J1実質順位表と残留争い

前回の記事J1の7/11(日)試合終了時点での実質順位表を出しました。実質順位表というのは、1試合当たりの勝点での順位表のことをいいます。

今年は、各チームの消化試合数にかなりばらつきがあるため、試合消化数の少ないチームの動向によっては、自分が応援しているチームの順位に影響が出ることはみなさんお気づきかもしれません。実質順位表を出すことで、自チームの実質的な立ち位置やいろいろなことが見えてきます。7/11(日)試合終了時点から少しばかり動きがあったので、お伝えします。

ちなみに、下表中「Over 40.28」というのは、簡単に言うと「J1残留最下位チームの平均勝点40.28」を獲得するために残り試合で必要な1試合当たり勝点です。降格が無かった昨年を除く、過去10年のJ1残留最下位チームの1試合当たり平均勝点数が1.06だったそうで、1.06に今年の試合数である38をかけると40.28となります。

また、「Over 46」というのは、勝点46を獲得するために残り試合で必要な1試合当たり勝点です。過去のJ1のデータに照らし合わせると、20チーム制4チーム降格の条件では、勝点46以上で残留確率が95%となるそうです。詳細は、以下のページに載っています。

2021年J1リーグ降格ボーダーライン予測:残留確率95%の勝点は??(と,2020年の公開物の宣伝)|konakalab|note

2021/7/18時点 J1実質順位表

7/17の試合が終わった時点で、7/12時点での実質順位表から変化がありました。鳥栖と名古屋が入れ替わり、G大阪と清水が入れ替わりました。その他、試合のあったチームは、1試合当たり勝点等が変化しました。鳥栖・G大阪は、実際の順位も共に2つずつ上げています。

G大阪は、勝利したことで1試合当たり勝点が1.06となり、残留ラインに乗りました。Over 46も1.32となりました。1勝1敗1分けでの1試合当たり勝点が1.33なので、今後1勝1敗1分けのペースで行くとだいぶ残留に近づきそうです。ただ、1勝1敗1分けというのは、これまでの1試合当たり勝点1.05を上回るペースなので、その点ではまだまだ安心はできないかと思います。

また、7/24(土)~8/6(金)に未消化の第2節~第6節を消化しなければなりません。この間は、G大阪は連戦ですが相手チームはオリンピック中断期間中でなので、この試合のみに照準を合わせることができます。この影響がどのように出るのかが気になります。

そう考えると、7/18時点でも今までの1試合当たり勝点で46以上を獲得できるC大阪以上のチームが現時点での安全圏と言えるでしょう。ただ、C大阪は残り試合が多いため、連敗などした際に一気に降格争い入り、ということがないとも限りません。安心するには少し早いかもしれません。

我らが清水は、川崎戦での敗戦によりOver 40.28が1.06を割ってしまいました。まあまだ全然取り返せるので、頑張ってほしいです。

まだ半分を少し超えたところですが、残留争いがさらに本格化すると、上位チームとの対戦がどれだけ残っているかや、下位チーム同士の直接対決がどれだけ残っているかが気になってくるところです。

今回は、残留争いチームが上位チームとどれだけ対戦を残しているかについても表にしてみました。

下位チームの上位チームとの残り対戦数

こちらも順位は、換算順位(実質順位)で示しています。VS TOP5は上位5チームとの残り試合数、VS 川崎は川崎との残り試合数、という具合に纏めました。

まだ折り返したばかりなのでそれほど差が出ませんでした。ただ、残り試合数の多いG大阪が少しですが、他チームよりもTOP5との対戦を6試合と多く残しています。6試合のうち首位・川崎と1試合、2位・横浜Mと2試合、3位・神戸と1試合なので、内容的にもなかなか大変そうですね。

ちなみに、首位の川崎から3位の神戸までは下位8チームに今シーズン負けなしです。軽くいじめの域に入ってますね。この当たりのチームから引き分けでも勝点を取ることができれば、のちの残留争いに効いてくるかもしれませんね。

この表を作っていたら、神セブンならぬ下位エイトの星取表が気になってきました。近々作成できればと思います。

今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました。

それではー。

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